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目次 >> DELL Inspiron mini 9

DELL Inspiron mini 9

仕様

いわゆる、ネットブックという種類のパソコンです。
仕様の詳細はデルのサイトも参考にしてもらうとして、今回購入した機種のおもな仕様は
Intel Atom N270 1.6GHz(HTが使えるので、OSからは2つのCPUがあるように見える)
メモリ1GB
グラフィック Intel GMA950
液晶 8.9インチ 1024 x 600 (いわゆるツルテカ液晶)

重量は約1kg。片手で楽々持てる重さ、大きさである。
ACアダプタも十分小さい。

USBポートは右側に一つ、左側に2つあるので、マウス、USBメモリと使ってももう一つ余るので、通常の使い方では十分余裕があると思われる。ただし、なぜか購入した筐体は抜き差しが非常に堅かった。

ネットワーク関係は、有線が100BASE-TX、無線が802.11gまでの対応であるが、CPUなどがそれほど高速ではないので、ちょうどよいと思われる。

ウェブカメラは、130万画素のものがオプションでつけられる。

ファンレスである。

ベンチマーク

まず、Windowsの起動であるが、35秒程度、スタートアップ内のアプリケーションがすべて立ち上がるまででも45秒とまずまずのスピードである。

HDBENCH

 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ 
M/B Name      
Processor    1596.00MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
Processor    1596.00MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]  
VideoCard   Mobile Intel(R) 945 Express Chipset Family  
Resolution  1024x600 (32Bit color)  
Memory      1038,700 KByte  
OS           5.1 (Build: 2600) Service Pack 3  
Date        2008/09/24  19:24  

Intel(R) 82801G (ICH7 Family) Ultra ATA Storage Controllers - 27DF
Primary IDE Channel
  STEC PATA 8GB

JMB38X SD Host Controller

JMB38X SD Host Controller

JMB38X SD Host Controller

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 35275    92518   64098    47149   47661    84207          29

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
    16522  21967    4180     241   71960    8390   45490    1204  C:\100MB
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

   Sequential Read :   75.841 MB/s
  Sequential Write :    8.082 MB/s
 Random Read 512KB :   70.374 MB/s
Random Write 512KB :    2.844 MB/s
   Random Read 4KB :    8.629 MB/s
  Random Write 4KB :    0.277 MB/s

         Test Size : 100 MB
              Date : 2009/11/21 15:20:32

SSDの節約

今回は8GBのモデルを購入。
SSDは初期状態で、3.80GBが使用済みで、空きは3.31GBほどである。
メモリが1GBあるので、200MBほど使われていた仮想メモリを切った。
すると、3.59GB(空き3.51GB)まで減った。
それから、休止状態を切ることにより、2.60GB(空き4.51GB)まで減らすことに成功。
さらにアンチウイルスソフトはトライアルである上に重いので削除すると、2.49GB(空き4.62GB)までに削減できる。
Googleデスクトップも重いので、削除すると、最終的に2.48GB(空き4.62GB)になった。

SSDと圧縮

購入した状態ではCドライブ全体にNTFS圧縮がかかっている。
これは、パフォーマンスに大きく影響する。
とくにこの状態だと、Youtubeなどの動画を再生するときに、スムーズに再生されない。
インターネットエクスプローラやFirefoxのテンポラリファイルのある場所、C:\Documents and Settingsなどの圧縮を解除することによりこの問題は解決する。
それ意外にも、頻繁に書き込みが行われるディレクトリは、圧縮を解除しておくとよい。

SSDとプチフリとEWFの導入

DELL Inspiron mini 9に搭載されているSSDは、ベンチマークを見る限りは速いのだが、実際に使用していると、一瞬フリーズしたような状態(プチフリ)になることがしばしば起きる。また、書き込みが遅いため、winampの様に起動時に数MBのファイルを作成するようなソフトでは、起動時に引っかかりを感じる。
はじめは、CPUが非力なためかとも思ったが、どうやらSSDの問題のようである。
実際問題として、このプチフリは体感速度を非常に低下させる。
そこで、この問題を解決するために、EWF(Enhanced Write Filter)を導入する。
これは、本来ディスクに書き込む内容を、メモリにため込み、Windows終了時に一括してディスクに書き込む(初期設定では書き込まれずに破棄されるので注意)ものである。
なお、導入にはこのページを参考にした。

なお、これを導入すると起動しなくなる場合もある
突然電源が落ち場合などに、本来書き込まれる内容が失われる
Windows終了時に、メモリにキャッシュした内容の書き込みが行われるため、多少(場合によっては1分以上)時間がかかるようになる

以上のことに留意して、導入は慎重に自己責任で!!!

まず、ここから、User Profile Hive Cleanup Serviceをダウンロードしてインストールする。
次に、ここからShared_Computer_Toolkit_ENU.msiをダウンロードし、インストールする。(すでにダウンロードできないようなので、どこか別の所から拾ってくる必要がある。また、マイクロソフトはこのソフトの後継として、Windows SteadyStateというものを出しているが、仕組みが全く違い、起動時間が非常に長くなる、ディスク容量が減少する、アクセス速度がEWFのように速くならないなど問題が多い。)

次に、レジストリエディタ(C:\WINDOWS\regedit.exe)を起動し、

HKEY LOCAL MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enmu\Root

のアクセス許可で、Everyoneのフルコントロールにチェックを入れる。

そしたら、ファイルewfmini9.regをダウンロードし、エクスプローラからダブルクリックで、レジストリに書き込む。
(ディスクの管理から見るとわかるが、Cドライブは2番目のパーティションに置かれているので、上記の内容で書き込む。他の機種、あるいは手動で再インストールしたなど、Cドライブが置かれている場所が、初期の者と違う場合は、上記レジストリファイルの内容を変更する必要がある。例えば、SSDをフォーマットして、Cドライブが最初のパーティションになった場合は、最後の行を"ArcName"="multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)" とメモ帳などで書き替える必要がある)

再起動すれば、EWFが有効になっているはずである。
コマンドプロンプトで、

"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c:

と打ち込んで、

C:\>"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c:
Protected Volume Configuration
Type RAM (REG)
State ENABLED
Boot Command NO_CMD
Param1 0
Param2 0
Volume ID A3 04 2D A4 00 8A 73 02 00 00 00 00 00 00 00 00
Device Name "\Device\HarddiskVolume2" [C:]
Max Levels 1
Clump Size 512
Current Level 1

Memory used for data 22141440 bytes
Memory used for mapping 16384 bytes

の様に表示されれば成功である。

ただし、初期の設定では、Windows終了時に、ディスクに書き込むはずのデータはすべて破棄されてしまう。
これは、公共のパソコンなどで再起動時に元に戻したいというような場合はよいが、通常はディスクに書き込んでもらわないと困る。
Windows終了時にディスクに書き込むようにするには、コマンドプロンプトで、

"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c: /commit

と打ち込めばよい。また、この内容をテキストエディタに書き込み、cmt.batなどの名前で保存してスタートアップに入れておくと、毎回、Windows終了時にキャッシュの内容を自動的に書き込んでくれる。このコマンドを実行した後に

"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c:

と打ち込むと

C:\>"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c:
Protected Volume Configuration
Type RAM (REG)
State ENABLED
Boot Command COMMIT
Param1 0
Param2 0
Volume ID A3 04 2D A4 00 8A 73 02 00 00 00 00 00 00 00 00
Device Name "\Device\HarddiskVolume2" [C:]
Max Levels 1
Clump Size 512
Current Level 1

Memory used for data 22141440 bytes
Memory used for mapping 16384 bytes

の様にBoot Commandの欄がCOMMITと表示されれば成功である。

なお、

Failed getting protected volume configuration with error 1

の様なエラーが出る場合は、レジストリewfmini9.regをもう一度書き込んでみると直ることが多い。

なお、EWF導入後のベンチマーク結果は、

--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

   Sequential Read :  698.585 MB/s
  Sequential Write :  705.938 MB/s
 Random Read 512KB :  690.198 MB/s
Random Write 512KB :  669.676 MB/s
   Random Read 4KB :  205.093 MB/s
  Random Write 4KB :  185.562 MB/s

         Test Size : 100 MB
              Date : 2009/12/05 0:41:04

これで、ディスクアクセスの点において、デスクトップパソコンと変わらない体感速度を得ることができる(CPUが非力なのでCPUパワーが必要な場面、特にHD動画の再生などでは、遅さを感じる)。

唯一問題点は、パソコン起動後、EWFが導入されていると、書き込みが発生した分がすべてメモリにたまっていくという点である。特に、ブラウザのディスクキャッシュをONにして動画などを見るとあっという間にメモリを使い果たしてしまう。そのためにもRAMは2GBに換装することをお薦めする。また、FirefoxやOperaであれば、ディスクキャッシュを切ることができるので、切った状態で動画などを見るのがよい。また、大きなダウンロードファイルなどは、SDカードに保存するとよい。
それでもメモリを使い果たしそうになった場合であるが、再起動するか、EWFを切る必要がある。EWFを切るには、

C:\>"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c: -commitanddisable -live

と打ち込む。これで、メモリの内容がSSDに書き込まれ、メモリが解放される。このままだと、以後一切EWFが使われなくなるので、

"C:\Program Files\Microsoft Shared Computer Toolkit\bin\EWFMGR.EXE" c: /enable

と打っておく。なおこれは、再起動後に有効になる。(再起動せずに再度有効にする方法はあるのか不明)。

温度

この機種は、近年まれに見るファンレスの機種である。
そこで問題となるのが、パームレストをはじめとする温度である。
結論から言うと、結構熱くなる。チップセットの発熱も大きいので、CPUがフル稼働していなくても、かなり熱い。
CPUをフル稼働させた場合、膝の上などには置けないほどになる。
CPU温度を計測してみたところ、CPU稼働率100%の状態で、70℃程度、CPU稼働率50%(このCPUはデュアルコアではなくHTなので、実際にはもっと働いているはずである)で66℃前後にまでなる。
ただし、もちろん温度が高くなったからといって、動作が不安定になるといったことはない。24時間程度動画をエンコードして100%の状態にしてみたが問題なし。

サウンド

Dellのサイトには載っていないが、マイクがタッチパッドのあたりに内蔵されているので、出先などでマイクなどを持ち歩かなくてもskypeなどを使うことができる。
スピーカーもステレオで音量も十分大きいので、ホテルなのでちょっとしたBGMを再生するのにも使える。
ヘッドフォン端子からの出力も、ノイズはほとんどなく、また音量調節は機械的なボリュームではないので、それに伴う雑音などもない。
全体としてサウンド関係は十分合格点に達しているといえる。

液晶・グラフィックス

液晶は輝度を最大にすると非常に明るい。
画面がそれほど広くないので、メインのパソコンとして使うのは難しい。
また、いわゆるツルテカ液晶なので、写り込みが激しい。

電源・バッテリ

通常の使い方(メールやWebをみたり、テキストを書いたりする程度)で3時間10分ほどで、10%以下であるという警告が出た。液晶の輝度は上から5つめである。
そして、それから20分程度使えた。
仕様では駆動時間最大3時間40分とあるが、ほぼ仕様通りということができる。

SSDのアップグレード(FEM32GFDL)

元々入っていたSSDは8GBでそろそろ手狭になってきたのでアップグレードすることにした。
選んだのはFEM32GFDL。以下はベンチマーク結果(EWF導入前)。

--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
      Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------

   Sequential Read :   63.082 MB/s
  Sequential Write :   31.413 MB/s
 Random Read 512KB :   60.621 MB/s
Random Write 512KB :   19.052 MB/s
   Random Read 4KB :    5.146 MB/s
  Random Write 4KB :    1.414 MB/s

         Test Size : 100 MB
              Date : 2009/12/05 0:03:26

Readの値が元のSSDよりも落ちているものの、Writeの値が4倍近く上がったので、EWFを使わない時の体感の快適度は上がった。(なお、以前のSSD時およびこのSSD導入後、共にEWFを入れたので、体感上はほぼ同じなのではあるが)


最終更新日


本文中のFC4はFedora ProjectのFedora Core 4を、FC5はFedora Core 5を、FC6はFedora Core 6をopenSUSEはNovellのSUSE Linux OSSを表します。Fedora7以降は、単にFedora7、Fedora8、Fedora9、Fedora10、Fedora11、Fedora12、Fedora13、Fedora14、Fedora15と表示しています。Ubuntuは、必要に応じて17.04、18.04のようにバージョン番号をつけて区別しています。

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