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目次 >> ffmpeg >> AWSのAmazon Linux AMIでのコンパイル方法

AWSのAmazon Linux AMIでのffmpegのコンパイル方法

Amazon Linux AMIでは、ffmpegをyumでインストールできない。
しかし、公式ページの案内、https://trac.ffmpeg.org/wiki/CompilationGuide/Centosに従ってインストールしていけば、容易にインストールできる。

まず、いくつかの必要なものをインストールする。

$sudo yum -y install autoconf automake cmake freetype-devel gcc gcc-c++ git libtool make mercurial pkgconfig zlib-devel

なお、AV1のエンコーダを組み込むには、cmakeをVer3.5以上にアップデートする必要がある。その場合は、ec2-userで

sudo yum remove cmake
wget https://cmake.org/files/v3.17/cmake-3.17.2.tar.gz
tar xvzf cmake-3.17.2.tar.gz
cd cmake-3.17.2
./bootstrap
make
sudo make install

でアップデートしておく。

あとは、上記ページにある通りに進めていけばよいのであるが、上記のページ内の全コマンドをスクリプトにしておいたので、このスクリプトを実行すればffmpegのインストールまで自動で完了する。

この方法ではffmpegはインストール時の最新のコードが使われるが、特定の安定版を使いたい場合は、このスクリプトを使うとよい。このスクリプトではffmpeg 4.2.3をコンパイル、インストールする。

ec2-user以外のアカウントでコンパイルする場合は、上記スクリプトの

$sudo yum install autoconf automake cmake freetype-devel gcc gcc-c++ git libtool make mercurial pkgconfig zlib-devel

部分のみec2-userで行い、それ以降のスクリプトの残りを該当ユーザーで実行すればよい。

ただしこのままでは、計算ノードで実行時にパスが通っていないためffmpegが見つからない
パスを追加するためには、ジョブ投入のスクリプトに

export PATH=$HOME/bin/:$PATH

を追加しておく必要がある。

最終更新日


本文中のFC4はFedora ProjectのFedora Core 4を、FC5はFedora Core 5を、FC6はFedora Core 6をopenSUSEはNovellのSUSE Linux OSSを表します。Fedora7以降は、単にFedora7、Fedora8、Fedora9、Fedora10、Fedora11、Fedora12、Fedora13、Fedora14、Fedora15と表示しています。Ubuntuは、必要に応じて20.04、21.04のようにバージョン番号をつけて区別しています。

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