wmvはWindowsおよびMacのPowerPointで再生できる動画のうち、最も互換性の高いフォーマットの一つであった(現在はmp4にH.264およびAAC audioでエンコードするのが最も推奨されている)。特にFlip4Macの無料配布が終了したため、Macでのハードルは上がってしまった。
PowerPointでプレゼンテーションを行う場合、wmv形式にして埋め込むと、再生できないといった不具合と最小限にすることができる。
特に、Windowsプラットフォームであれば、ほぼどのような環境でも再生可能である。
Macの場合、Flip4Macをあらかじめインストールしておく必要があるが現在は無料では手に入らなくなってしまった。
-vcodec にはwmv2が最も効率が良いようである。それでも比較的古いコーデックなので、同じ画質を実現するには、ビットレートは最新のコーデックと比較して、かなり大きくする必要がある。
1パス目
ffmpeg -i exapmle.mp4 -b 6000k -vcodec wmv2 -pass 1 -an exapmle.wmv
2パス目
ffmpeg -i exapmle.mp4 -b 6000k -vcodec wmv2 -pass 2 -y exapmle.wmv
H.264でエンコードされたmp4ファイルは、PowerPoint2010以降でサポートされている。ただしPowerPoint2010の場合、QuickTimeがインストールされている必要がある。Windows8以降でかつPowerPoint2013以降であれば単独で再生できる。またMacでもmp4ファイルはサポートされているので、Windows8以降のOSを使いPowerPoint2013以降のみの環境であれば、mp4を使うのも選択肢の一つである。
ただし、まだまだ、Windows7を使用しているコンピュータも多いので、自分でパソコンを持ち込む以外の場合は、wmvが無難である。
なお、YUV 4:2:0でエンコードする必要がある。
Windows10ではH.265もサポートされている。有料のH.265コーデックを購入する必要がある。もし使う環境がWindows10でコーデックもインストールされていることが分かっているのであれば、ファイルサイズが約半分になるので、H.265を使うという方法もある。
なお、YUV 4:2:0でエンコードする必要がある。
最終更新日